楽器の練習では「小さな違いを意識する」こと

楽器の練習では、「小さな違いを意識する」ことが上達の近道になります。

楽器を始めて間もない初心者の頃であれば、小さなことは気にする必要はありません。

でも、徐々に上達してくると、上達のスピードは鈍化していきます。

理由は、しっかりとした技術が身についてくるからです。

そのため、上達すればするほど、今までの練習方法や感覚では上達するのが難しくなっていきます。

中級者以上が上達するためには、小さな違いを意識していくことが必要になってきます。

例えば、ほんの少しの姿勢の位置を意識する。

ほんの少しの指の動かし方を意識する。

など、今までと演奏方法を大きく変えるのではなく、「ほんの少し」変えてあげることが必要になります。

どこを変えていくのかは、自分の演奏している時の体の状態を意識していくことから始めましょう。

指の動きであれば、自分の指の中で動きが鈍い指はどの指なのか。

それは、通常鈍いのか、それとも特定の指の組み合わせの時に鈍いのかを観察していきます。

すると、自分の指の動きの癖を見つけることができます。

あとは、その部分を意識して練習をしていくことで、今よりもさらに上達していくことが出来るようになります。

まずは、自分の体の中で動きが鈍い部分、緊張している部分を探していきます。

そして、そこが見つかったら、重点的に意識をしながら練習をしていくようにしていきましょう。