自分の体を注意深く観察しよう

楽器の練習では、自分の体の状態を注意深く観察することも上達するためには必要なことです。

楽器を演奏してうまくいかない場所というのは、演奏出来ている場所に比べてほんの少し体の状態が変わっていることが多いです。

それは注意深く観察していないと、自分では気が付けない程度の本当に些細な変化です。

ですが、その些細な変化が、自分の楽器演奏に大きく影響をしてきます。

注意するポイントは、楽器によって異なります。

ですが、大事なことは、自分の筋肉がどのように反応しているのか、それを見ることが重要になります。

変化としては、どこかの筋肉が不要な緊張をすることがパターンとしては多いです。

特に苦手なところでは、自分が意識していなくても、苦手意識のせいで体の筋肉が無意識に反応して緊張してしまう、ということがかなりよくあります。

そのため、意識をして自分の筋肉が不要な緊張をひき起こしていないか、確認していくことが重要になります。

そのためには、曲の練習ではなく、それほど無理なくできる基礎練習の中で行うことが必要になります。

管楽器の場合では、指を動かすことのないロングトーン、指を意識するのであればテンポをゆっくりにした音階練習、そういったところで意識をしていくことが重要です。

曲での練習は、曲を演奏することに意識がいき過ぎてしまうので、あまりおすすめができません。

まずは、自分の状態を意識しやすい基礎練習の中で、自分の体がどのように反応しているのかを確認しながら練習を行っていくようにしましょう。