「楽器が弾けるようになりたい」という気持ちも大切

楽器が上達していくために必要なことには、どんなことがあるでしょうか。

もちろん、練習をたくさんやって感覚を掴んでいく、ということはとても大切な要素です。

楽器の演奏というのは、「慣れ」も必要になるので、そこは外せないでしょう。

ですが、それ以上に大切なものがあります。

それは、「楽器が弾けるようになりたい」という気持ちです。

これは「そんなのは当たり前でしょう」という声が聴こえてきそうですが、でもとても重要なことです。

努力をしたり頑張ったりするには、それなりの方向性が必要になります。

楽器の練習をするにしても、「やらないと怒られるから」というマイナスの考え方で練習している人と「楽しいかr練習をやりたい」という人とでは、上達のスピードが格段に変わってきます。

どちらかというと、習い事としてやっている人に前者が多いように思います。

でも、大事なことは、今自分はその楽器が好きで練習をしたいからしている、という気持ちを忘れないようにすることです。

今マイナスの気持ちで練習をしているとしても、最初はその楽器をやりたくて始めているはずです。

ピアノなら「ピアノを弾いてみたかった」、バイオリンなら「バイオリンを弾いてみたかった」という、憧れのようなプラスの気持ちがスタートになっているはずです。

それをしっかりと意識をしながら練習をしていくことが、楽器の上達には欠かせない部分になっています。

それに、前向きに楽器の練習に取り組むことは、演奏中の体の状態にも影響を与えてくれます。

前向きな気持ちで練習に取り組むと、体の緊張は入りにくくなります。

そのため、ほどよく脱力した状態で練習に取り組むことが可能になります。

ピアノでも、バイオリンでも、楽器の練習にはほどよい脱力というのが不可欠です。

前向きな気持ちは、それを使えるようにするのにとても重要な役割をしてくれます。

せっかく、好きな気持ちで楽器を始めているはずです。

その気持ちを大切にしながら、楽器の練習に取り組んでいきましょう。