楽器の練習の効果を上げるためには、出来ていない部分の原因を見つけることが非常に大切です。
どんなことでもそうですが、原因を見つけてしまえば解決方法が分かってきます。
ですが、原因が分からないままで練習を続けてしまうと、解決方法が分かっていないので練習をした分だけ余計な癖が身についてしまうことが多いです。
だから、練習を効果的に行うためには、自分の出来ていない部分の原因を見つけることが非常に大切になってきます。
やり方としては、まずは出来ない部分を具体的に書き出すようにします。
この時に大切なことは、できるだけ具体的に書き出すことです。
例えば、ピアノを練習していて右手の親指だけが強くなってしまうとします。
その時に、ただ「親指の音だけ大きくなる」というのでは、どうやって練習をしたらいいのかが分からなくなってしまいます。
もっと具体的に、「親指単体で弾くときに強くなるのか」「他の指から弾く時に強くなるのか」「フレーズの最後が親指で終わる時に強くなるのか」など、出来るだけ詳しい状況を見つけていきましょう。
そうすることで、単純に親指を押す力が強いのか、それとも他の指からの流れで強くなってしまうのかが分かってきます。
ここが分かってこれば、あとはその部分だけを取り出して練習をするようにしていくことで、徐々に出来なかった部分が出来るようになっていきます。
原因を探すためには、まず自分がどの部分で出来なくなっているのか、具体的に探すことが必要になります。
そのためにも、自分の演奏している時の体の状態に、しっかりと意識を向けていくようにしていきましょう。