楽器の練習では、目標設定の方法も上達のスピードを決める要因になります。
目標設定はどの分野でも重要な要素ですが、もちろん楽器の練習にとっても非常に重要な要素になります。
ただ、楽器の上達の妨げになっているのも、この「目標設定」のことが多いです。
目標設定をしているのにうまくいかない、上達できない人の共通点は、「決めた目標が高すぎる」ことではないでしょうか。
子供の頃から「目標は出来るだけ高く持て」と教わってくるので、楽器の練習の時にも目標を高く持ちすぎてしまいます。
そうすると、いくら練習をしても自分の決めた目標に到達することができないため、練習をするごとに自信を失っていきます。
設定する目標は、もちろん高くてもいいとは思います。
ですが、今の自分にとって高すぎる目標1つだけでは、いくら練習をしても達成できないので、自信を失う原因になりやすいです。
大事なことは、今の自分でも達成出来る目標も一緒に設定することです。
例えばピアノの練習であれば、「まずは右手だけ弾けるようにしよう」「今日は最初の4小節だけ弾けるようにしよう」など、今の自分が少し頑張れば達成出来る目標に設定することが大切です。
すると、少し練習をすれば目標を達成できるため、自分の自信につながっていきます。
先ほども書いた通り、目標設定が高いのは問題がありません。
ただ、今の自分が少し頑張ったら達成できる、そのくらいの小さな目標も必ず作るようにしておきましょう。